地域・従業員に寄り添った店舗作り

株式会社ビー・アンド・ディー

愛知県を中心に一店一店、地域に根ざした店作りで、本当に喜ばれるドラッグストアを目指し展開してこられた株式会社ビー・アンド・ディーにお話をお聞きしました。

Q.企業の強み・オンリーワンの魅力を教えてください。

ドラッグストアは扱う商品やサービスが他店と差別化しづらい状況にあるため、より地域に寄り添った店舗づくりで差別化を図る努力をしています。ドラッグストアは、チェーン展開を広げれば広げるほど、お店は画一的になっていきますが、地域が違えばお客様の層や求める商品は当然違ってきます。その変化に応えていくことは、大変難しいことです。「地域密着」を掲げている企業様は他にもあると思いますが、お客様との距離が近く、1人1人に向き合い、深いお付き合いができているドラッグストアは、とても少ないです。そこが私たちの強みだと思っています。
社外フレーズである「あなたと一緒に、この街で」を大切に、地域に密着し、地域に根ざした店作りに注力しています。

Q.将来ビジョンについてお聞きしました。

1.地元の人にとってのライフラインを構築することです。少子高齢化の影響で老夫婦だけの家が増加しています。アクセス面で歩いていける距離、行きやすさを重視して店舗設置を考えています。
2.地域の皆様の健康寿命をのばしたいと考えています。地域の人の日々のニーズに応えることで健康寿命をのばす手助けをしていけると考えています

 

Q.業界全体の現状について教えてください。

新型コロナウイルス感染症の影響で医薬品と化粧品の2つに大きなダメージがありました。外出が減ったことによって病気(風邪やインフルエンザなど)にかかる人が減少し、マスク着用での外出によって口紅の使用頻度もかなり減りました。対して、マスクや除菌商品、入浴剤などの売上が上がっています。また、従業員の気持ちにも変化が見られたと感じています。コロナ禍によって、使命感か向上し出勤率が上がったと感じています。

Q.ここ1〜3年以内のエピソードをお聞きしました。

コロナ禍で課題に向き合う時は、投げださず真摯に向き合うということを改めて感じました。加えて、目標修正を行うように心がけ、出来るところまで自分でやってみようという意識が高まりました。そうすることで、出来ないと思っていたことも、やってみたら、意外に手応えがあり、次に繋げられると感じています。

Q.どんな時にやりがいを感じるかお聞きしました。

お客様から「ありがとう」の言葉を聞いた時は感動します。接客に対してリピートを求められた時や名前を覚えてもらった時は更に感慨深いです。(北浦さん)
顧客満足度が向上したときです。また従業員満足度が向上したときも同様です。従業員から自分の成長を実感できたという声を聞くととてもやりがいを感じます。(上條社長)

 

Q.学生へのアドバイスをお聞きしました。

自発性のある学生を求めています。自分の考えを実際に行動に移し仕事に活かせるかどうかが重要です。思考力や意見を持つことが重要で失敗を恐れないことも大切と感じています。学生時代は特に失敗しても、大きな問題にならないケースも多いので、やってみたい、と感じたことはどんどんチャレンジしてください。また、コミュニケーション力を得るため、人と話すことを好きになっておくと良いと思います。人間観察。店員さんや周りの人をよく観察し、他人から学ぶことを大切にしてください。一人の時間を確保し、大切にすることも忘れないでください。自分と向き合うということを学生のうちからやっておくと良いと思います。

Q.SDGsの取り組みについてお聞きしました。

紙を極力減らしています。レジ袋の有料化によって得た収益は将来を担う子供たちのためにユニセフに寄付しています。女性の活躍にも力を入れていて、社内の女性従業員の比率は23%です。2025年までに25%を目指しています。

Q.ストレス解消法を教えてください。

社員とプライベートな話をすることです。家族と旅行に行くこともリフレッシュになっています。。(上條様)
好きなアイドルのライブ映像を見ています。友人とご飯を食べに行ったり、元気をもらえる人とお会いすることも。(北浦様)

 

〜感動ポイント〜

☆社長・社員から一言
社長:「失敗はチャレンジした人にしか経験できない」という言葉が好きです。とにかく色んな興味のあること、気にかかること何でも学生のうちにやってみてください。
社員:就活を通年でやる時代へと向かっていますが、1年かけて妥協をせずに自分のやりたいことを見つめてほしいです。やり尽くしたと思えるくらいやってほしいと思います。

☆サポート制度について

ママの採用や働き方について

社長:ママになると、残業は一切できなくなります。これによって、ママは常に分単位でスケジューリングを行うことになり、その能力は自動的に高くなっていきます。この能力は管理職には絶対に必要なスキルでもあり、必ず将来につながっていきます。
社長自身は、産休などから復帰した後、より仕事が楽しいと感じたそうです。育児や介護などのプライベートの部分を1番にすることで、仕事と適切な距離を保つことができます。子供と外出する時はいつもたくさんの荷物を持たなくてはいけませんが、出勤の時は鞄1つで身軽に感じます。お昼ご飯を1人でゆっくり食べられるし、同僚たちと会話を楽しむ時間ももてます。このように、子育てを優先順位の1番に置きながらも、仕事を気分転換の時間にすることもできるそうです。

職場の雰囲気、従業員の人柄が就職の決め手になったと語る北浦さんの言葉に、とても熱い想いを感じました。ご自身が就活において重要視していたことは、相談できる人がいるか、お互い助け合える環境があるか、よく観察し判断したそうです。仕事の内容よりも、人間力をメインに捉えているところに感動しました。

【会社データ】

社名
株式会社ビー・アンド・ディー
設立
1985年8月
所在地
本部/春日井市東野町7丁目3番11号2F
TEL
0568-29-6111
従業員数
405名(令和4年5月現在、パート・アルバイト社員除く)
事業内容
ドラッグストアおよび調剤薬局のチェーン展開

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