ナカモ株式会社

Q.経営理念・今後の事業展開方向について教えてください。

昔は味噌汁は毎日飲むものでしたが、現在は味噌をといて味噌汁を作る機会が減りました。そこで、味噌を加工した食品を作り味噌を広めていく活動を行っています。また、混ぜ合わせたり組み合わせたりした調味料を作って味噌を広めています。また、販路を広げるために全国向けに売れる商材開発を行っています。例えば、自社商品の白味噌を使用した「レンジで簡単 西京漬け」のような愛知の文化だけでなく広められるものの開発を行い、今までの路線とは違った商品を作ることを意識しています。

Q.業界全体の現状について教えてください。

コロナ禍で味噌が免疫力アップに繋がるという紹介がメディアを通して発信されたため、売り上げ等に大きな打撃は受けませんでした。
営業の面では、従来の取引先と直接お会いして商談を行うということが減り、Web商談が増加しました。そのため試食や商品を直接見てもらう機会が少なくなり、取引先のリアクション等を受け取りづらくなりました。しかし、Web商談が増加したため遠方の取引先様（海外も含む）とも商談が可能になり、悪い面だけでなく、良い面も増加しました。

Q.SDGsの取り組みをお聞きしました。

例えば、インクを環境に配慮した包材にしたり、即席味噌汁の包材を紙の割合の多い素材にして、ゴミの分類を紙にできるようにしました。新たにできた商品は、特に環境に配慮された商品になっています。

Q.学生へのアドバイスをお願いします。

メーカーだけでなく商流を考え、そこに携わる様々な立場の企業研究を行うことです。そうすることで、商流、繋がりを知ることができます。また、どんな職業につくとしても、様々な企業研究を行うことで、知識の幅が広がります。

Q.今の仕事を選んだ理由をお聞きしました。

過去にスーパーでアルバイトをしていた時、「つけてみそかけてみそ」を売っていました。地元で有名なことは知っていて、県外の人はあまり知らないことも感じていました。就活の時期に、ナカモを知り、何の会社か調べるために企業ページをみたら、「つけてみそかけてみそ」のメーカーだとわかり、地元で愛されている商品をより広く知ってもらえたら、と思い、選考を受けて入社しました。

Q.好きな言葉は？

《一期一会》
営業兼人事としての仕事では新卒採用に関わることがあります。そこで初めて会う学生と話すと、いつもとは違う視点のお話を聞く機会ができ、いち消費者の目線を知るきっかけが増え、「人との出会いは自分のためにもなるな」と感じたことがあるからです。

Q.自分を高めるために行っていること（仕事スキル以外に健康・趣味など含む）をお聞きしました。

大学時代はワンダーフォーゲル部として山登りをしていました。そこで山登りの楽しさを覚えて、社会人になってからも、近辺の山に登ったり、キャンプに行ったりしています。休日の楽しみになっていて、仕事のモチベーションに繋がっていると思います。

Q.自社のみそを使用したオススメメニューを教えてください。

調味料の一種として、調理で使用して貰うことです。甘めのホイコーローを作る際に使用するのもお勧めです。意外と合うメニューとしては味たまを「つけてみそかけてみそ」等を使用して作ることやマヨネーズと混ぜることです。