Do the best, but don't work hard.~賢く働く~

株式会社小垣江鉄工所

社員をとても大事にしている会社であり、社員の育成に力を入れている会社、小垣江鉄工所。世界シェア6割を握る製品を製造し、1/1000mm単位の高精度な加工を行っている杉浦社長にお話を伺いました。

Q.企業の強み・オンリーワンの魅力を教えてください。

付加価値を生み出す人材

小垣江鉄工所は工場の中で工作機械を使って部品を作る会社です。工場や機械は資金があれば購入することができますが、競争力のある企業になるには、付加価値を生み出していけるかが分かれ目になります。そのなかで、一番の強みは人材だと言えます。1ミクロン単位の高精度な部品を加工することが出来る人材がいることが当社の最大の魅力です。当社は他企業が依頼を断るような製品を高精度で加工し、開発提案まで行う高い技術力を保有しています。
他には健康経営優良法人の認定を受けています。健康に働ける会社を国が認定しているものです。社員には健康で生き生きと働いて欲しいです。そのため健康手当として月5千円を1年間、4月の健康診断で健康年齢が実年齢より若く判定された人に支給しています。「楽しみながら健康に」をモットーにして従業員の健康管理を行うことが出来ます。

 

Q.目指す企業の姿とは?

付加価値を全面に押し出し、価格競争を行わない

現在の経営理念は、先代社長が作った理念です。継続すべき点は残しつつ、今後は時代に合った経営理念に変更することを検討しています。
「一番大事なのは、社員が楽しく働く事」「社員が楽しくないのにお客様や社会に楽しいことを発信できるわけがない」杉浦社長の考えを盛り込み、先代からある経営理念を受け継ぎながら現代に合ったものに変更しようと考えているそうです。
2022年7月には新本社工場建設に着工して、来年夏に完成予定です。大きさはサッカーコート4面分くらいあります。現在ある3工場を統合する予定です。
新しい工場はこれまでと同じく、他社があまりやらない、少量多品種の海外で調達しないものを徹底的に手がけていきます。海外と競争するためには、付加価値を全面に押し出し、価格競争を行わないことです。
そして海外進出はしないと決めています。日本でしか調達できない、日本でしか加工できない付加価値の高いものを作っていきます。
新しい工場では、社員がより良い環境で働けるようにしたいと思っています。SDGsにも配慮したオシャレな工場で、社員がリラックスでき、何か会社に来る楽しみを持てるようになって欲しいですね。出来るなら、自宅よりリラックスできる環境を目指していきたいです。

 

Q.学生へのアドバイスをお願いします。

図面をもらった時というのは、世に存在しないものをつくるということ。道具立て、加工方法、製造まで全部一人でできる人材を育てています。就活では社長自らが最初から出向きます。会社のありのままの姿を見てもらって、学生に判断してもらうようにしています。理系の学生の採用が多いですが、文系の学生への教育カリキュラムもきちんとあります。
学生時代には、分らないことは分からないままにしないで、ちゃんと学習していく姿勢を身に付けることが大切です。社会人になっても毎日分からないことが出てきます。分からないことを分からないままにしないで、ちゃんと調べる。スマホで簡単に調べるだけではなく、多角的に調べる。図書館へ行ったり、先輩上司に聞いたり、人から、モノから学ぶ習慣を身に付けると良いと思います。

Q.仕事へのモチベーションを保つためにしていることはありますか?

運動です。日曜日にランニングを12kmくらいして、筋トレとストレッチも行います。健康じゃないと月曜朝から金曜夕方まで働いていられないし、正確な判断も行えません。仕事の能率をよくする為に健康であることはとても重要です。食生活は奥様が野菜中心のバランスのよい食事を作ってくれますが、食べ過ぎないように気を付けています。

 

Q.小垣江鉄工所様の会社の雰囲気と、活躍している方々の共通点があれば教えてください。

ざっくばらんで、フラットな雰囲気だと思います。社長と一般社員で他愛のない話もします。ものが言いやすいと社員に言われています。意見を言ってくれないと面白くないとも思っています。
モノづくりの会社というのは他社がやらないことをやらなくてはいけません。そのため面倒なことをするのが好きな人、という特徴があります。お客さんの無理難題をこなすのが好きなエンジニアが多く、なんとかする能力がある人です。インプットしたものを仕事にアウトプットしていて、チャンスをつかもうと前向きに仕事をしている人は、どんどん成長しています。

Q.社長から一言

大学を出た後アメリカのカリフォルニアへ留学しました。その際、日本人は自殺や鬱、ワークホリック(死ぬほど働く)のイメージを持たれていました。そのため「Don’t work hard, work smart」と、オンオフつけて賢く働けとのアドバイスをもらいました。土日はリフレッシュすること。生きるために働くのであって、働くために生きている訳ではないとも言われました。自分を壊すほど働くのでなく、賢く働く。心も体も健康に働き続けられる自分でいること、バランスが大事だと思います。

〜感動ポイント〜

価格競争ではなく付加価値に重点をおいていることから、単純な仕事になっていないため、会社自体の基盤が非常に固いものになっていると感じました。分業を行うのではなく、社員全員が付加価値のある製品作りができるような社員教育にも力を入れている点に、若手社員も安心して働ける環境だと感じました。

☆杉浦社長について
お話をお聞きしていて、私達取材班にも場を和ませたり、と様々な配慮をしてくださり、社員ファーストの姿勢・どんな苦しいことも苦に思わないとおっしゃっていたことから、とても思いやりのある温かい人柄だと感じました。そのような社長がいらっしゃるからこそ、社員もチャレンジ精神を忘れず、様々な困難にも立ち向かっていけるのだと感じました。

人材を最も大切にしていると感じました。分業ではなく、社員一人一人が付加価値のある製品を作ることができるような教育を行っています。新社屋は、社員がリラックスできる空間を考えていて、仕事にもベストを尽くせるような環境づくりを考えているところに感動しました。

【会社データ】

社名
株式会社小垣江鉄工所
創業
1946年11月1日
所在地

本社/刈谷市小垣江町東中根14-2

TEL
0566-21-4701
従業員数
119名:男性101名/女性18名(2022年3月現在)
事業内容

繊維機械部品、産業車両部品、自動車部品、セラミックス製造装置部品、工作機械部品、その他(金属加工部品)の製造

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