キャリアのプロが語る
企業研究のコツ

お子様のキャリアを一緒に考えるヒントとして、保護者の皆さまにもぜひご一読いただきたい内容です。

「企業研究って、何から始めればいいの?」 就職活動を始める学生のほとんどが抱くこのお悩みについて、長年キャリア支援に携わる大学教授やNPO法人の代表など「キャリアのプロ」に聞きました。 プロの視点で語られるのは、単なる就活テクニックではありません。企業研究を通じて「自分自身と向き合い、納得のいく未来を描く」ための、本質的なアドバイスが詰まっています。

愛知県には世界的な大企業だけでなく、独自の強みを持つ中小企業も数多く存在します。企業研究で大切なのは、企業の規模や知名度に捉われず、「自分がどう働きたいか、何を社会に提供したいか」という『就活の軸』を見つけることです。
インターンシップや会社訪問は、その軸を発見する絶好の機会です。自動車、食品、ITなど多彩な業種の現場で社員の方と接し、複数の企業を比較することで、ホームページだけでは分からない社風や働き方を肌で感じられます。そこで得たリアルな情報や人との出会いは、自分に合う職場を見極め、将来のキャリアを描く上での大きな指針となるはずです。
愛知の多様な企業に触れながら、自身の未来をデザインする貴重な時間としてください。

企業研究は、会社の業績や規模を調べるだけではありません。最も大切なのは、それを通じて「自分自身を知る」ことです。様々な企業を訪れ、社会人の話を聞く中で「なぜ心が動いたのか」「どこに違和感を持ったのか」など、自身の感情の動きに注目してみましょう。その一つひとつが、あなたの価値観や興味を映し出す鏡となります。
また、企業訪問後に感じたことを記録したり、働く"人"のリアルなやりがいや苦労に共感できるかを考えたりすることが実はとても重要です。企業研究を単なる情報収集ではなく「自分との対話」と捉え、心から納得できるキャリア選択につなげましょう。未来の自分が「この道を選んでよかった」と思えるよう、自己発見のプロセスとして企業研究に取り組んでみてください。

何から始めるべきか迷いがちな企業研究ですが、最も大切なのは「自ら足を運び、自分の目で見て体感する」ことです。特に大学主催の合同企業説明会は、一般開放されているものよりその大学の学生に強く興味を持つ企業と一度に直接話せる絶好の機会です。
直接話すことで、インターネットの情報だけでは分からない企業の雰囲気や、自身の新たな興味に気づくきっかけになります。気になる企業が見つかったら、説明会等でさらに深掘りし、「社風は合うか」「ここで働く自分の姿をイメージできるか」といった視点で考えてみましょう。一見遠回りに見えても、直接体感して自分との相性を見極めることが、納得のいくキャリア選択への一番の近道です。

企業研究ノートについて

自分がわかりやすいように企業情報を整理した企業研究ノートの作成をお勧めします。企業の情報は説明会やインターネットやニュースなどさまざまな場所で得ることができますが、都度違う場所にメモしてしまうと、どこにどの企業を記載しか、忘れてしまうことになりかねません。
スマホのメモなどを使用してまとめておく方法もありますが、訪問時に、最初からスマホ操作がしづらい場面もあると思いますので、企業情報をまとめるノートを一つ用意しておくと、後で見返しやすいですし、情報の整理にも役立ちます。自分に合った項目で作ってみると良いでしょう。

企業研究ノートは企業選びや選考対策に役立ちます。

書き出してみることで視覚化することができ、
自分の考えを整理するのに役立ちます。

実際に書き出してみることで企業を比較しやすくなり、
今まで気づかなかった企業の強みを見つけることもできるでしょう。

企業研究ノートのフォーマットをご用意していますので、
ぜひ、お使いください。

企業研究ノートはこちら(PDF)