日本では1歳6か月児・3歳児・小中高校で法定の歯科健診がありますが、高校卒業後は39歳頃まで健診義務がなく、むし歯や歯周病の発見が遅れやすいといわれています。名古屋市では20歳から5年ごとに健診が無料になるクーポンが配布されており、愛知県内の他の市町村でも節目年事に成人歯科健診として無料または数百円程で受けることができます。歯を失う原因となるむし歯や歯周病は症状が現れたときにはかなり進行している場合が多い状況です。お口の健康を維持することは全身の健康維持にも繋がります。症状の有無に関わらず学生時代も定期的な歯科健診を受けましょう。

歯科検診の内容について

歯科健診では、主に「むし歯が進行していないかチェック」「歯ぐきやお口の粘膜の健康状態をチェック」「正しいブラッシングの方法を指導」「かぶせ物や詰め物に異常がないかチェック」などの内容を実施しています。悪くならないために受診することが大切です。

歯周病とは?

プラーク(歯垢)の中の歯周病菌が歯肉に炎症を起こし、徐々に歯周組織を破壊していく細菌感染症です。歯周病と糖尿病・動脈硬化との間には関係があることが分かっています。定期的に歯科健診を受けることは歯と口の健康のみならず全身の健康を維持・増進させることにもつながっていきます。

健診内容流れ

① 問診(生活習慣のチェック)
② 口腔内検査(むし歯・歯周病等のチェック)
③ 総合判定
※その他、歯科医院だからこそできるオプションをご用意