エネルフという社名は、エネルギー・ループ・フューチャーの頭文字をとった造語です。未来の為にエネルギーや資源を循環するという意味が込められています。東海3県含む7つの県にまたがって収集・運搬の許可を得、90台以上の所有車によって、広範囲にわたる体制を整えている企業です。また、通常リサイクル困難とされてきた廃棄物を再生可能エネルギーへと変換させることで、回収した廃棄物の95%をリサイクル可能にしてきました。独自の技術力を持っており、他企業から新たなリサイクルの依頼も舞い込んできます。そして、廃棄物のデータを管理し、リサイクルの「見える化」という徹底した管理体制をしくことで、企業からの信頼も厚いものとなっています。
2012年より、地元の中部大学、春日井商工会議所等と連携し、報酬型インターンシップの受け入れを開始しました。現在までに35名のインターン生を受け入れています。インターン生らは、社員の作業着のデザインを発案するなど社内に大きな影響を与える一方で、地元小学校などへ出前授業に行き、資料作成から実際の授業までを行っています。そうしたインターン受け入れの背景には、「大学卒業後、就職のために地元を離れてしまう学生が多くいる中で、地元でも面白い企業があることを伝えたい」という想いや、「未来を担う子供たちに、エコ活動への興味をもってもらいたい」という願いが込められています。また、人前で話すことが苦手だと感じていた学生が、出前授業によって苦手意識を克服するなど、インターンを通して、学生が自らの能力や、新たな可能性に気づくことができます。将来社会に出てから能力を活かし活躍できるような人材の育成というのは、大和エネルフが独自に行っている取組みと言えます。
これまでの企業を対象とした“B to B”ビジネスから、家庭や地域に根ざした“B to C”という新たな顧客層への参入を視野に入れています。その一環として、2015年にカスタマーセンターを新設し、またゴミを玄関先に出すことが困難なお年寄りに対して、大和エネルフが回収に行く「かた助くん」というサービスや、家庭ゴミを回収し、それらを固形燃料へと変換させ春日井市の処理施設で再利用するという、循環型ネットワークの仕組みづくりを目指しています。こうした新たな取り組みへの背景には、創業よりお世話になってきた春日井市や市民への恩返しがしたいという、大和エネルフの強い想いがつまっています。
エネルフは、同業他社のどこも実現していない難題や未開拓の取り組みを日頃から行っています。そのような数多くの挑戦がひとつの成功を生み、結果として自社や他企業・地域などへプラスに働いた瞬間、喜びや達成感を強く感じるとのことです。そうした前のめりな姿勢や当事者意識というものが、仕事をする上でのやりがいに繋がっているのではないかと感じました。
〜感動ポイント〜
3年前から、地元春日井市にある中部大学との連携で、報酬型インターンシップを始めたことにより、それまで接点のなかった学生との関わりも増えたそう。取材を通じ、社員の意見が通りやすく、風通しの良い雰囲気を感じました。これまでの廃棄物処理のイメージとは違い、とても明るい印象を受けました。
学生のうちは、細かな専門性にはこだわらず、いろいろなことに興味を持って、取り組むことが一番だと伺いました。視野を広く持って、取り組むことで、見えてくる世界も違ってきます。細かなことは、会社に入ってから勉強すればいいので、色々なことに挑戦することを意識して取り組んでほしいとアドバイスをいただきました。
大和エネルフが取り組んでいる活動について詳しくお話を伺ったとき、実際に作っている固形燃料のサンプルや、カスタマーセンター内の様々な設備をたくさん見せていただきました。この会社の取組みに対して誇りを持ち、何よりこの会社のことが大好きなんだという想いがとても伝わってきました。
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