「伝える」を通じてお客様と社会の課題解決を。
~創業138年、厳しい時代を乗り越え、地域に寄り添う会社~

半田中央印刷株式会社

Q.経営理念を教えてください。

「お客様と社会に共感される商品・サービスの提供を通して、豊かな社会づくりに貢献します。社員・仲間を大切にします。」を経営理念としています。情報発信のサポートを通して、クライアントの課題解決につながるよう心がけています。

Q.今後の事業展開について教えてください。

印刷会社ではありますが、創業当初から一貫した姿勢は社会課題や顧客課題に対して「伝える」を通じて解決するということ。意匠制作(今でいうデザイン)や編集も行なっていました。そこから、印刷物の制作だけでなく、課題を深掘りし、解決できる手段を提供するところを会社の「あるべき姿」としています。印刷物が課題解決につながる時代が長かったことと、減少したとはいえ伝えるためには重要なツールであるため、今でも印刷が主な事業になっています。ただ、課題解決のためには印刷だけではお役に立てなくなっています。そのため、デジタルマーケティングや映像制作、発送代行、店舗のディスプレイや展示会ブース制作など、事業領域を拡大しています。クライアントのECサイトの運用やオウンドメディアの運用をお手伝いすることもあります。紙施策とオンライン施策を組み合わせて成果につなげる提案を行うところを強みとしています。

 

Q.地域貢献・地域課題に対し

地域課題に向き合い、地域に貢献できることは積極的に行うようにしています。例えば地域課題の一つに少子化による採用難があります。それに対し、地域一体型のオープンファクトリーを企画、地域の子どもたちにさまざまな企業の工場見学をしてもらうイベントを運営しています。印刷だけではないグラフィックデザインや編集の機能を、どのように地域課題の解決に活かすか、常に考えて仕事をしています。

Q.業界全体の現状についてお聞きしました。

ペーパーレス化が進行し、情報伝達の手段が紙以外に移行しているため、印刷物制作の需要が急激に減少しているのが現状です。そのため、印刷会社はそれぞれ事業領域をどのように変化させていくか、模索をしているところだと思います。方向性を言葉だけでなく、具体的な取り組みにまで落とし込んでいる会社が先々強くなっていくのではないかと感じています。

Q.学生へのアドバイスをお願いします。

仲間として迎える場合は、コミュニケーションが得意な事はもちろんそれに越したことはないですが、話すのが得意というよりも、相手が何をしたいのか、どんなことで困っているのか汲み取る能力であったり、深く掘り下げる思考の“くせ”を持っている人を重視しています。学生時代は、自分自身と向き合うことも大事。他人がどうというよりも自分の考えを裏付けとして、フットワーク良く行動に移すことが大事だと思います。人と違うことを恐れないこと、そして人と違う時には自分なりの根拠を持つことを心がけてほしいです。

部署ごとに仕事をしている職場を拝見した際、社員が当たり前に挨拶をしてくださったことから、アットホームな雰囲気を感じました。
初めて印刷工場を見学させてもらいましたが、大量の印刷物を複数人で分担して製本する作業が最も興味深かったです。ベテラン社員が紙を一気に印刷していることから匠の技を感じられる現場でした。

【会社データ】

社名
半田中央印刷株式会社
設立
1944年11月
所在地
半田市潮干町1番地の21
TEL
0569-29-2525
従業員数
45名(2024年4月1日現在)
事業内容
クリエイティブソリューション・デジタルソリューション・空間ソリューション・印刷ソリューション・マーケティングソリューション

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