河田フェザー株式会社

Q.オンリーワンの魅力を教えてください。

極限まで突き詰めた「品質」です。当社は、100年以上羽毛一筋に取り組み続けてきた「歴史」と、その歴史の中で培われてきた知識や経験から成る「羽毛精製技術」、また羽毛精製に最適な「環境」全てが揃うことで、圧倒的な品質の羽毛を生み出すことを可能にしています。
羽毛の品質を極めることが一番大切な使命だと考える当社は、創業１００年目に羽毛精製に最適な環境を求め、三重県多気郡明和町に工場を完全移設しました。硬度が低く・還元力に優れた特別な「地下水」と、湿度の上がりにくい「気候」が揃う明和町では、羽毛に付着したアカやホコリを徹底的に取り除くことができ、業界基準を大きく上回る清潔で安全な羽毛精製を可能にします。業界内でもその品質について評価をいただき、さまざまなアパレル・寝装・アウトドアブランドで採用いただいております。

Q.会社が目指すビジョンを教えてください。

「清潔な羽毛を提供すること」「未来に良質な羽毛をつないでいくこと」が弊社の使命だと考えています。未来に良質な羽毛をつないでいくために、使われなくなった羽毛製品を回収し、良質の羽毛だけを選別してから洗浄・回復加工し、再び製品を作るという「羽毛の長期循環システム」の構築に取り組んでいます。
焼却処分される予定だった羽毛製品を回収することで二酸化炭素の発生を抑制でき、また羽毛製品の解体を障がい者就労支援施設へ委託することで障がい者の就労支援を行っています。行政とパートナーシップ協定を締結し、利益の一部を障がい者福祉団体や災害ボランティアセンターなどに還元する活動も行っています。
ここ数年でリサイクル羽毛の認知も進み、現在、約100t/年の羽毛回収を実現していますが、2030年には300t/年の回収量を目指します。そして、より循環率が高い羽毛ふとんとして、寝装市場にもリサイクル羽毛を広げていきます。