地域経済の活性化をめざす情報誌として、春日井市では『月刊はるる』、小牧市・豊山町では『月刊ぶるぅむ』を発行する木野瀬印刷さん。平成30年12月に、春日井市初の「3段階目えるぼしマーク」に認定され、女性の雇用環境に力を入れている企業です。
創業以来78年間「利他共栄」の理念のもと、印刷物を通じてお客様や地域社会に貢献してきたことを自負しています。これまで多くの変革を繰り返してきましたが、時代に応じて社会が何を求めているのかを把握し、自らを変革してきたことが強みといえます。例えば、印刷だけにこだわることなく、情報誌やWeb、動画といった様々な側面からのアプローチを社員自らが考えて実行してきました。会社はその挑戦のステージを設ける場として存在していると考えます。
「利他共栄」という社是はお客様はもとより地域社会に対する貢献を最優先に考え行動し、結果としてともに栄えるという理念で生まれました。木野瀬印刷には三つの「利益」があります。一つ目は「私益」。これは自社の利益を指しています。これには、社員の利益や印刷設備への投資が当てはまります。二つ目に「共益」。これは同業者、すなわち印刷業界のことです。他社や協力会社への支援などが、業界全体へ良い影響を与えます。三つ目には「公益」。地域社会への貢献を指します。地域の魅力を伝える情報誌の出版がこれに該当します。
印刷業界は、人に伝える仕事であり、それをさらに広げなくてはならないと思います。また、人の心を動かすものをつくることを大切にしています。普段からスキルを磨き、社会に選ばれる会社にしたいと考えています。
印刷だけではなく、情報の伝達やシステム開発なども行っていきます。情報は紙だけではなくWEBなど、様々な面から取り入れられるため、社会の情勢に合わせた柔軟な対応を常に考えて行動します。
印刷出荷額は約半分になっています。業界全体としては、厳しい状況が続いていますが、名刺印刷依頼を沖縄から北海道まで木野瀬印刷に集めて翌日配送するというシステムを構築しています。印刷する時間は短いですが前工程で情報を集めて編集しなければならないため、その部分に力を入れています。
学生時代、地域の会社の話を聞く授業の一環で木野瀬会長の話を聞いて、面白い会社だなと思ったことがきっかけです。印刷に大きな興味はなかったけれど、中国とのかかわりもあると聞いて、中国語を学んでいたこともあり話を聞いてみようと思いました。木野瀬社長(当時)と働きたいという気持ちが大きかったです。(森澤さん)本を執筆し、書き終わって、これから何をしようか考えていた時に大学から紹介されて木野瀬社長(当時)と会って話したことがきっかけです。サイト等の情報のみならずやはりそこで働く経営者や社員の話を聞き、どう感じるか?で仕事の選択肢も変わると思います。(中島さん)
海外などまだ自分が見たことの無い世界を知り、 沢山の経験をすることや、学生時代に少しでも視野を広く持つことで、社会人になった時もトラブルを回避することができると思います。まずは行動をすることが大切です。
3~4か月前から会議などで取りたいと話していました。少人数体制なのでかなり負担は大きいと思いましたが、皆それに向けて動いてくださり、周りからの批判もなかったことがとてもありがたかったです。会社も育休を推進していたため、周りも子持ちが多く、理解がある人ばかりだったため、快く受け入れてもらえました。(森澤さん)
利他共栄という言葉の通り、様々な方向に目を向け常に変化する社会に合わせた変革に基づいた経営を行っており、魅力的な会社だと感じました。社員の方々も、仕事に強い責任感を持って働いており、新聞やTV・ラジオで情報を集めたり、日常生活での趣味も仕事につなげたりしていて感銘を受けました。
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