御園座は明治29年、劇場として名古屋初の株式組織「名古屋劇場株式会社御園座」として創立し、128年の歴史があり、ネームバリューという名の信用があります。
固定概念を捨て、幅広いジャンルに挑戦していることも強みで、歌舞伎、お笑い、音楽ライブを組み合わせたものなど幅広いニーズに対応しています。また、経営理念である「みんなの劇場」としてより名古屋を盛り上げるため、時代の変化に合わせて社長自ら素早い対応を行っています。
昔は歌舞伎のみで、「御園座」という名前が読めない人も多かったです。そのため、男性アイドルや人気のアニメなど、若い方にも興味を持っていただけるようなジャンルを始めています。全国で名前を覚えてもらえるよう、歴史と伝統を守りつつ新たなことに挑戦し続けています。
部署によって仕事時間が変わるため、フレックス制を導入しているそうです。スタッフも公演チケットのプレゼントが定期的にあり、スタッフも楽しみながら仕事に取り組むことができます。同業他社である歌舞伎座(東京)、新歌舞伎座(大阪)などと比べて、少数精鋭のため、一人ひとりが責任を持って仕事ができ、出世が早いのも特徴です。現在は20代後半ぐらいの若手も活躍しています。同じ場所で仕事をしているため、年齢や社歴を問わず、アットホームでフレンドリーに業務にあたられています。
コロナ前は特に歌舞伎公演において1日から25日までの一カ月公演が多かったそうですが、現在は歌舞伎の公演日数を減らし、それに応じてスタッフ、出演者数を少なくし、いろんな意見を言いやすくなったという利点もあるそうです。新型コロナウイルス感染症による自粛が始まった際、お客様が劇場に戻らなくなる可能性があったため、ZOOM歌舞伎や配信トークショーを行いました。それに伴う課題として、配信に慣れるとお客様が劇場に来てくれなくなる可能性や著作権の関係なども新たな課題となりました。
しかし、やはりリアルに劇場の雰囲気を味わいながら観覧することの醍醐味をお客様は忘れていなかったと今は感じています。
就職活動に学生時代、あまり乗り気ではなく、劇場運営は、全く興味のある業種ではなかったがご自身の名字の1文字目でもある「み」で検索したところ御園座がヒット。東京からトラックで来たところ、ガッツがあると言われ、営業に採用されたのがきっかけだそうです。
「恩義」
いろいろな方が業績が悪い時期に手を貸してくださいました。困った時にお互い助け合う、そんな気持ちを忘れず、相談を持ちかけてこられた方に頼まれたことは引き受け、恩を返すようにしています。
自分ができないことを人に頼めるスキルを上げていくために、何事も1度考え、やってみるようにしています。
困難に立ち向かい乗り越えたときや目標を達成したとき、また「ありがとう」や「楽しかったよ」などお客さんから感想を言ってもらえたときにやりがいを感じています。
アルバイトをすることは、とてもよいと思います。
また、先輩諸氏に可愛がられて、人に好かれることが大切です。幅広い年代の人と関わり、様々な年代を勉強することです。やりがいをもった人や経営人になりたい人に来てほしいと感じています。いろいろな演目を行うからこそ、責任感や目標をもった人が重要なのです。
128年の歴史と伝統によるブランド力により全国各地から集まる劇場の経営を行なっています。幅広いジャンルの劇場を提供することで若年層から高年層まで多くのお客様に感動と夢を与えています。デジタル化が進んでいるからこそ、生で見たときの感動を与えられることが劇場の強みであると考えます。職場の雰囲気は若者でも挑戦でき、成長できる職場であると感じました。また、お客様に安心と安全を提供するために社員1人1人が目配り、気配りを行なうことを心がけており、社員自身が成長し続けられる職場環境だと感じました。
明治30年開業当時の御園座
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